必死になって勉強する

単位がヤバくなった経済学部生の、必死になって勉強する記録。教科書を読んでそのレジュメを作ることが至上命題。

『経営がわかる会計入門』

1章
■自治体へのバランスシートの導入
  • 自治体によるバランスシートの好評は、深刻な財政状態の現れ
    • 負担の増加やサービスの低下を市民に覚悟するよう迫る?
 
2章 会計とは
■会計は企業を映し出す鏡か
  • 会計は歪んだ鏡であることが宿命
    • バランスシートに使われる「言葉」や「数字」に歪みが存在
      • ことばはゆらぎを持つ。
    • ひとつの経済的事実に対して、複数の解釈が存在する可能性
  • 会計には経営の判断が必要
    • 会計規則が詳細に定められたとしても、経営者や会計担当者の意図が含まれてしまう(例:日産自動車のV字回復)
    •  アメリカの証券取引所に上場している日本企業で、日本の財務諸表によれば利益が出ているのに、アメリカ向けの財務諸表では損失が出ていたという例
  • ・会計の役割
    1. 説明責任:株主総会とか
    2. 経済的意思決定:現状を認識した上で、未来に向けて何をすべきか
    3. 利害調整

参考文献

『経営がわかる会計入門』永野則雄:筑摩新書

財務諸表を非常にわかりやすく解説しており、入門書としては適切であると考えます。うちの大学では『財務会計講義』という本を、財務諸表の授業で教科書として指定していましたが、今回紹介している新書は、その本を読む前の足がかりとして適切です。