『経営がわかる会計入門』
1章
■自治体へのバランスシートの導入
- 自治体によるバランスシートの好評は、深刻な財政状態の現れ
- 負担の増加やサービスの低下を市民に覚悟するよう迫る?
2章 会計とは
■会計は企業を映し出す鏡か
- 会計は歪んだ鏡であることが宿命
- バランスシートに使われる「言葉」や「数字」に歪みが存在
- ことばはゆらぎを持つ。
- ひとつの経済的事実に対して、複数の解釈が存在する可能性
- バランスシートに使われる「言葉」や「数字」に歪みが存在
- 会計には経営の判断が必要
- ・会計の役割
- 説明責任:株主総会とか
- 経済的意思決定:現状を認識した上で、未来に向けて何をすべきか
- 利害調整
参考文献
『経営がわかる会計入門』永野則雄:筑摩新書
財務諸表を非常にわかりやすく解説しており、入門書としては適切であると考えます。うちの大学では『財務会計講義』という本を、財務諸表の授業で教科書として指定していましたが、今回紹介している新書は、その本を読む前の足がかりとして適切です。