必死になって勉強する

単位がヤバくなった経済学部生の、必死になって勉強する記録。教科書を読んでそのレジュメを作ることが至上命題。

就活に悩んでいる

就活に関して、自分の気持ちをまとめるために記事を書こうと思う。若干、焦っている。周りのペースと自分のペースは違うから、マイペースにやればいいという意見も賜るが、それでもこのままではマズイという思いがある。とくに、「業界」「企業規模」「職種」の考察が甘いと感じている。

なぜ、就活をするのか?

進路はひとつだけではないはずだ。大学院進学という手もある。それなのになぜ、就職という道を選ぶのか。

大学院には行かない理由

大学院に行きたいか、行きたくないか。正直なところ、行きたいというのが本音だ。2年生の頃に頭がおかしくなって、単位を大量に落とすという失態は犯したものの、根は勉強が好きで、もう少し公共性について深めたいと思っている。

だが、大学院進学は、現状の家計状況ではとても難しいという現実がある。親の年収を見て思ったが、自分はよく大学に通うことができているなという感じである。自分の中には大学院にいってもう少し公共政策について勉強したいという思いはあるが、一旦就職して自分のお金でもう一度再チャレンジするという道を選ぶことにしようと思っている。*1

就活を行う理由

就活を行うからには理由があるはずなのだが、「周りがするから」という理由もひとつある。しかしそれ以上に僕は、「自律するため」という理由から、また「自分のビジョンを追求したいから」という理由から、就職活動をしている。

「自律するため」というのは、当然金銭的に親に頼らずとも生きていけるように就職をしようということである。つまり、本当の意味で「大人になり」「離乳する」ということだ。僕は、金銭的に離乳できなければ、すなわち親に一円でも頼って生活しているようでは「大人」とは呼べないと思う。

しかし、現状はどうだろうか。家賃や光熱費は、まだ親に払ってもらっている状態だ。ケータイ代は2年の頃から自分で払うようにしているが、まだまだ金銭的に独立しているとはいいがたい。この状況は、まだまだ甘い。だから、本当の意味で独立し、自分の足で歩いて行くために就職をしようと考えている。

また、僕は大学のうちに政治の世界や行政の世界を見る機会に恵まれた。そこで感じたことは、とにかく「ムダ」や「ムラ」の多い世界であるということだ。こういったムダやムラに議員は翻弄され、行政の意思決定も遅れる原因となっていると僕は実感した。ムダやムラが多いから、国が動かない。経営に置き換えてもそれは同じで、どうしても意思決定が遅くなり、会社の生産性が上がらない。それゆえ、日本企業の利益がどんどん落ちてきている(かもしれない)*2

ムダやムラとは、具体的には行政で言うと「紙の多さ」。これは、資源と経費のムダである。あるいは普通の会社などでは情報共有に課題があるという話も新聞などで読んだ。これは、意思決定のムラに該当する。また、テレビ会議の質を向上させれば交通費を節約できるなど、カネの面でも大きくムダやムラがまだまだ存在するだろう。このように、経営資源のムダやムラをなくす仕組みづくりをすることが、自分のもっともやりたいことに近いと感じている。

だから僕は、世の中から不必要なムダやムラをなくすことができれば、世の中はもっとよくなるんじゃないかと思っている。したがって、「世の中から不必要なムダやムラを徹底的になくす」ことを、自分のビジョンとして持っている。そして、これを達成する場所や環境に行くための、就職活動である。

こういった理由で、僕は就職という進路を選ぶことにした。

業界はどこにするのか

業界は悩んだけれど、今考えているのはIT業界と広告業界だ。自分のビジョンを中心に考えたとき、やはり真っ先に思い浮かんだのはこの2つだった。もちろん、自分の狭い了見の中から判断したものであるから、読者の方々の中でもしも他に、僕のイメージに合う業界をご存知の方がいらっしゃればぜひ教えていただきたいと思う。

IT業界は、最も自分のビジョンに近いと思っている。説明会に何社か足を運んだ感じでも、経営課題の解決やペーパーレス化による業務負担の大幅な減少など、自分の問題意識と近い部分が多い。

また、僕が問題意識を持っているのは行政や政治領域へのIT導入だから、できれば大手企業で、顧客に行政を持っているようなところに入社するのが望ましいのかなと思っている。

ただ悩みとして、IT業界の人達がどういった雰囲気で働いているのかがよくわからないので、そこを知ることが今後の課題といった感触である。

広告業界と自分のビジョンとの関係性についてだが、僕は、消費者はまだまだムダな情報に踊らされているんじゃないかという印象を持っている。つまり、現代の広告活動にはまだまだムラが多いのではないかということだ。

テレビCMなどは典型的な例だろう。僕はG力の出演しているCMなど見たくもないのだが、自分の意志とは無関係にa○のCMが流れてくるという現状がある。これは、ムダ以外の何者でもない。

だから、広告会社に入って、セグメンテーションや知覚マップをしっかり利用して、適切なSP活動を行うことは、最終的に自分のビジョンを達成するために必要なことではにないかと考えている。

また、僕は今までWebデザインやプログラミングにも触れたことがあるから、自分の特性上、こういった業種が最も力を発揮できるのではないかという打算的な理由もまたある。

もちろん、これら以外にも世の中の効率化を行おうと努力している業界はあるだろう。それは僕の狭い視野のせいで探しきれないことだから、ぜひこれからも発見し次第検討したいと思っている。

企業の規模で悩んでいる

で、悩みなのは企業の規模だ。僕は、若いうちから責任ある仕事をどんどんやって実力をつけ、40歳くらいで独立するなり研究者になるなり政治家になるなり、そういった第二のキャリアを歩みたいと考えている。

これを考えるに至った理由は、40代といえばちょうど2040年〜50年ごろにあたり、その頃と今とでは全然世の中の状況が変わっているからである。未来永劫同じ働き方をすることは、ある意味で自殺行為だと思っている。

だから、最初はベンチャー企業や従業員が少ない企業で責任ある仕事を任され、それをこなしてステップアップするのがよいのかなと思っていた。

ただ、ベンチャー企業の説明会にいって感じたことは、ベンチャー企業にいる人達が「リクルートから転職してきました」「インテリジェンスから転職で、」などと言っている人が多いことである。これは気になる点だ。大企業に入ってその後転職した方のが、キャリアパスとしては有利なんじゃないかという僕の疑念を呼び起こす。果たしてどうなんだろうか。これについては真剣に悩んでいて、明日キャリアアドバイザーと会う予定があるので、聞いてみたいと思っている。

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悩みについてはこんなところです。バーっと書き出しましたが、深夜ということもあり頭が回っていません。また明日、気になる点があれば書き足したい所存です。

*1:ただ、京都大学に博士課程でおもしろい(しかも、費用はある程度まで大学側負担で)学部を発見したので、そこを受けるために勉強するのはアリかなと思っている。ただ、5年も博士課程に費やすとなると、年齢的に色々縛られてきてしまうのではないかという懸念を持っている。

*2:ここを面接などで定量的に説明できるとよいかと思う。